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朝日新聞
保護犬と向き合う幸せ 変えなければいけない現実
朝日新聞デジタルより

動物愛護の勉強会で知り合った滝川クリステルさんと藤野真紀子さん。それぞれの立場で、犬猫たちを巡る現実に向き合ってきた。その思いを語り合った。

福島の被災地で保護された大型犬
滝川 アリスは東日本大震災の後、福島県浪江町内に取り残され、保護された犬でした。交流があった動物愛護団体の方に「もし大型犬がいたら引き取ります」とお伝えしていたんです。

藤野 大型犬は飼育が大変で、引き取り手も見つかりにくいといわれています。

滝川 だからこそ引き取りたいと思いました。アリスはかなりやんちゃで(笑)、愛護団体の方はちょっと心配されていました。

藤野 私はかみ癖がある犬を引き取ったことがあります。約3年かけてしつけをし、やっとかまなくなりました。雑種のナナという子で、今日、連れてきたジョイ君と一緒に、私が初めて引き取った子でした。捨てられたり飼い主とはぐれたりした子は、やはり警戒心が強いです。初めて飼う犬が保護犬というのは、滝川さんは本当に偉いです。

滝川 本当に務まるのか悩みました。でも自分の決断ですから、最後まで責任を取りたい。もう3年がたちましたが、いまも訓練士の方に私とアリスを教育してもらっています。

しかも成犬の大型犬でしたから、いろいろと本当に大変で、最初のうちは泣きながら散歩しました。

藤野 私は犬をずっと飼ってきてそこに保護犬を迎えました。それでも「かみ癖がある」という子のしつけには、すごく悩みました。

滝川 私も、本当に務まるのか悩みました。でも自分の決断ですから、最後まで責任を取りたい。アリスと暮らし始めて、アリスを通していろいろな方とのつながりができました。アリスのおかげで私は変わったと思います。以前は「仕事、仕事」という感じだったので、顔がぴりぴりしていたと思うんです。でもアリスとの暮らしを通じて、心の余裕がでてきました。大変であればあるほど、相手のことを考えるというように。

藤野 保護犬っていろんな過去を背負っていて、陰がある子もいたりします。だからまず不安を取り除いて安心させ、それから社会性を身につけるために適切なしつけをする必要があるんですね。そのとき、お互いに葛藤が生まれます。でもそのうちに、生き抜くために反抗的だった犬が、ふと恭順の意を示す瞬間がくる。それは犬が私を安心できる人間と認めた、感動的な瞬間でもありました。

滝川 犬との信頼関係や愛情が強くなっていくんです。

ガス室の恐怖体験 脱走、夜中の帰宅
藤野 ジョイは動物愛護センターに視察に行ったとき、「この子たちをこれからガス室に入れます」と職員の方から説明をされて、その場で引き取った子。だからかもしれませんが、脱走癖がありました。ある日、脱走していなくなっちゃった。これからガス室に入れられるという恐怖を味わって、せっかく我が家に来たのに、脱走してまた同じような恐怖を味わうのかと思ったら、耐え難くて。近所を走り回って、保健所に電話をして、あちこちに張り紙をして。それでも見つからなかったので、夜中もずっとドアを開けておいたら、午前3時ぐらいにそっと帰ってきたんです。そのときの感動は言葉では表せません。家に来てまだ1カ月だったのに、ジョイはここを、自分の家だと思ってくれたんだって。

滝川 私の場合、アリスを引き取って約3カ月後、「飼い主さんが見つかりました」という連絡があったんです。そのときに心臓がドキンとして「ああ、アリスいなくなっちゃうのか」とすごく動揺しました。結局、飼い主さんは引き取れないという話だったのでそのまま我が家にいます。

藤野 私は衆院議員になったときに所属したのが環境委員会でした。動物愛護の活動を始めたのはそれがきっかけです。民主党にいた松野頼久衆院議員も熱心に質問されていて、私は自民党なのに拍手していました(笑)。

滝川 「ニュースJAPAN」でキャスターをしていたとき、いろいろな資料をたくさん読む時間がありました。そのなかに、動物愛護センターから犬を保護する活動について書かれた雑誌があり、ショックを受けたんです。その後、私が「ニュースJAPAN」をやめる直前の2009年9月、「時代のカルテ 命の現場」という計3回の特集をやらせてもらいました。そこで日本のペットの現状を取り上げたんです。

藤野 そこから、財団設立にまで至るんですね。

滝川 はい今年5月、一般財団法人「クリステル・ヴィ・アンサンブル」を設立しました。殺処分の現場を取材したときに見た、あの子たちの目が忘れられず、あの光景を寝る前に必ず思い出すんです。人間のことをケアしてくださる方は、ほかにたくさんいますが、動物愛護の問題はなかなか日の目を見ません。だからこうやって声を上げていかないと、と思っています。

藤野 でも、いま本当にお忙しいときでしょう。

滝川 東京五輪のプレゼンテーションから本当にバタバタでした。財団立ち上げは、結婚して仕事ももっと落ち着いてから、と思っていたのですが、招致に成功して、私が注目してもらえているいま動いたほうが人目に触れる機会が増える……。そう考えてこのタイミングで立ち上げました。

不幸な犬猫ゼロに 三つの解決策
藤野 議員として動物愛護に携わっていたときから思っていたのが、世の中の関心をどう高められるか、ということでした。一人ひとりの力は小さくても、皆で連携してやっていけば世論のうねりを作れると思うんです。そんなことを考えているなかで東京五輪開催が決まり、だったら世界の注目が集まるこのタイミングを目標にして、発信力や影響力のある皆さんで連帯して声をあげていければいいと考えました。そういう皆さんの思いが集まって今年4月に「TOKYO ZEROキャンペーン」が立ち上がったんです。

滝川 私は財団としてまず、捨てられた動物を一時的に預かる「フォスター」というボランティア活動があることを、広めていきたいと考えています。そうすることで、民間のシェルターや各自治体の動物愛護センターの負担を軽くできるはずです。加えて「ドッグセラピー」の活動を知っていただくためのイベントも行っていく予定です。シェルター同士や動物愛護活動をしている方たちをつなぐ架け橋になりたいという考え方ですすめています。

藤野 キャンペーンでは、動物福祉を実現して不幸な犬猫をゼロにするために「三つの解決策」があるということを訴えています。一つ目が、ペットビジネスに対して先進国としてふさわしい、きちっとした規制を掛けていくということ。具体的にはまずは8週齢規制を早期に実現してほしい、と声を上げています。一方で自治体の動物愛護センターを、保護して譲渡するための施設に転換していく。三つ目は、保護犬や保護猫を飼うという選択肢に、多くの人に気づいてもらう。「蛇口」をまず締め、そして「受け皿」を充実していくことで、犬猫たちにとって幸せな環境を作り出せると考えています。個人的には、マイクロチップ義務化も必要だと思っています。

滝川 いまはだだ漏れのような状態で、不幸な犬猫が生まれていますよね。人間社会のルールをしっかり考え直さないといけません。犬猫たちは、本当にいろいろなことを教えてくれます。殺処分が行われているなんて、本当に問題です。

藤野 動物は人の言葉を話さないからかえって気持ちが伝わってくるし、慰められもする。寄り添ってくれる犬猫たちがどんなに大切な存在なのか、多くの人に知ってもらいたいですね。

写真 慎 芝賢、ヘアメーク 野田智子、スタイリング 池田奈加子、衣装協力 コラージュ(コラージュ 銀座店)

この記事は『sippo』(2014年7月発行)に掲載されたものです。内容は取材当時のものになります。

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保護と向き合う幸せ

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わんこの一時預かりから里親になりました。日常を綴っていきます。模索中ですが出来れば地元のわんこを助けたいと思っています。他、わんこに関することをなんでも書きます。

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